2011年1月25日火曜日

ガーベラ

【根岸S】ガーベラ、美浦で咲く!

 ケイアイガーベラが美浦滞在で能力をフルに発揮する
 「根岸S・G3」(30日、東京)

 美浦滞在を特効薬に選んだ。関西圏を離れるとモロさをのぞかせるケイアイガーベラだが、今回は長距離輸送によるイレ込み対策として、1週前に美浦へ入厩した。レコードで重賞Vを決めるなど、ダート7F戦では8戦7勝の実績を残す。最大目標のフェブラリーS(2月20日・東京)を目指し、出来も最高潮だ。

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 ダート界の頂点を狙って、さらなるスキルアップを目指す。ケイアイガーベラが、新たな試みで重賞獲りを狙う。21日に住み慣れた栗東を離れ、美浦へ入厩した。関東馬の栗東滞在は頻繁に行われるが、関西馬の美浦滞在は珍しいケースだ。

 理由は長距離輸送の影響を軽減するため。「船橋(マリーンC)は特にひどかった」。平田師はイレ込んで4着に敗れた地方交流戦を振り返る。東京で15着と惨敗した2走前を悔しがるのは秋山だ。「精神状態が良くなくて、ゲートの中で体勢が良くなかった」。1年間で5勝を挙げながらも、遠征した2戦で快進撃はストップ。「いろんなことを経験させれば能力も上がる。結果を出してフェブラリーSに行くようなら、そのまま美浦に滞在する」。師は長期滞在も視野に入れる。

 阪神の前走は横綱相撲。「攻めがもう1本ほしい仕上げだったのに、あれだけの競馬ができるんだから。スピードがすごい」と感心する。19日には栗東坂路で4F50秒1‐11秒8の一番時計をマークするなど、目下絶好調。秋山も「やればいくらでも(時計は)出る。状態がいいね」と手応えをつかんでいる。

 8戦7勝と7F戦は“鬼”の部類。「自分の競馬をすれば、そう簡単には負けない」とトレーナーが力強くうなずけば、主戦も「マイルでもと思っている」と先を見据える。2個目の重賞タイトルをつかみ、ダート界の短距離女王がG1舞台の主役へと加速する。

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